固体物理における電子相関の物理の基礎(第二部初貝担当分)
いわゆるバンド理論で記述できない電子間の相互作用が本質的な現象として、磁性と超伝導を取り上げ、その基礎を学ぶ。


講義ノート


1.第2量子化
2.磁性
3.超伝導


参考書は,例えば


第1回 第2量子化 (2021.4.13)
  1. 多粒子系の古典論から量子力学へ(第一量子化) [PDF]
  2. 多粒子系の量子力学(第二量子化) [PDF]
第2回 格子模型へ (2021.4.20)
  1. 第二量子化の復習 [PDF]
  2. 電子相関を持つ電子系の格子模型
    [PDF]
第3回 ハバード模型の基本的な性質 (2021.4.27)
  1. 自由粒子極限と孤立原子極限 [PDF]
  2. 少数サイト系の場合 [PDF]
  3. 次回の予習(簡単な公式の導出) [PDF]
第4回 ハバード模型の対称性 (2021.5.11)
  1. 粒子数保存則とU(1)対称性 [PDF]
  2. 全スピン保存則とSU(2)対称性(直接法) [PDF]
  3. 全スピン保存則とSU(2)対称性(明示的にSO(3)対称な見通しの良い方法) [PDF]
第5回 電子の磁気的性質 (2021.5.18)
  1. 軌道磁気モーメントとスピン [PDF]
  2. 対称性の自発的破れと相転移 [PDF]
第6回 局在スピンの磁性 (2021.5.25)
  1. 孤立スピンの磁性(キュリー則) [PDF]
  2. 平均場近似による局在スピンの相転移 [PDF]
  3. 平均場近似での臨界現象 [PDF]
第7回 ハバード模型:強磁性 (2021.6.1)
  1. 平均場近似からストーナー条件へ [PDF]
  2. ストーナー条件の定性的な理解 [PDF]
  3. ハバード模型の平均場近似での帯磁率 [PDF]
第8回 ハバード模型:反強磁性 (2021.6.8)
  1. モット絶縁体 [PDF]
  2. 縮退摂動論の一般論(加藤敏夫の方法) [PDF]
  3. ハバード模型の有効模型としての反強磁性ハイゼンベルグ模型の導出 [PDF]
第9回 超伝導のBCS理論 (2021.6.15)
  1. クーパー不安定性 [PDF]
  2. BCS基底状態 [PDF]
  3. ギャップ方程式と転移温度 [PDF]
第10回 異方的超伝導 (2021.6.22)
  1. d波並びにd+id波の超伝導 [PDF]
  2. トポロジカル超伝導体のチャーン数とバルクエッジ対応 [PDF]
  3. d波超伝導体のアンドレーフ局在状態とバルクエッジ対応 [PDF]